読書の新しい形として、すっかり定着した電子書籍。
スマホやタブレットでも読むことができますが、
読書専用の端末として人気があるのがAmazonが出しているKindleシリーズです。
でも、わざわざ読書専用の端末を買う必要があるか、あなたも迷っていますか?
kindle paperwhiteって買うだけのメリットはあるの?
スマホやタブレットじゃだめ?
買って失敗しない?
わたしも、もともとiPadのアプリでKindle書籍を読んでいましたが、どうしても解決したい悩みがあって、Kindle paperwhiteを買うことにしました。
それから2年、使ってみて実際にどうだったか、感想をシェアしたいと思います。
この記事では以下の点について解説しています。
- Kindle paperwhiteでなければ解決できなかった悩みとは?
- Kindle paperwhiteを実際に2年間使ってみた感想
- Kindle paperwhiteのメリット・デメリット
Kindleを買う前の参考にしてください!
Kindle paperwhiteでなければ解決できなかった悩みとは?
わたしが、Kindle Paperwhiteを買おうと思ったのは以下の悩みを解決するためです。
- 電子書籍は紙の本より頭に入ってこない
- タブレットでの読書はブルーライトのせいで目が疲れる
- 紙の本は置き場に困る
- 紙の本は寝ながら読書しにくい
- 移動のとき紙の本は持ち運びにかさばる
- 海外生活なので本が帰国しないと買えない
①電子書籍は紙の本より頭に入ってこない
わたしは、もともと紙の本の方が好きで、電子書籍には抵抗を持っていました。
iPadでの読書は、紙の本に比べて集中しにくく、読後の満足感が少なく感じられました。
②タブレットでの読書はブルーライトのせいで目が疲れる
そんな紙の本好きのわたしでしたが、時代の流れでしょうか、AmazonがKindleで時々無料本を出していることがきっかけで、わたしも徐々にiPadのKindleアプリでも本を読むようになってきました。
そこで思った一番の悩みが、タブレットでの読書は目が疲れる、ということでした。
実際、タブレットやスマホでの長時間の読書はブルーライトをたくさん浴びるため、目にも睡眠の質にも良くないという話をよく聞きます。
Kindleの紹介やレビューを見ると、「目が疲れない」「紙の本と似た感覚で読める」といった書き込みがたくさん見られて、ずっと気になっていました。
③紙の本は置き場に困る
当然、毎年何冊も買い続ければ本は増え続け、本棚もだんだん足りなくなります。
できるだけ、物を持たずにシンプルに生活したいので、本好きにはそこが矛盾してしまいます。
④紙の本は寝ながら読書しにくい
寝る前の読書が、好きなんですが、ベッドに入って寝ながら読書をすると、首が疲れてしまいます。持ち上げるにしても、腕が疲れます。
隣で妻が先に寝ていますので、ライトを付けるのも遠慮してしまいます。
⑤移動のとき紙の本は持ち運びにかさばる
旅行や移動のときに、本は荷物になります。
また、本が多いと引っ越しも大変です。
⑥海外生活なので本が帰国しないと買えない
またわたしは、海外を拠点に生活を送っているため、どうしても紙の本を頻繁に買えない、持ち込むのが難しい、という問題もあります。
ここで挙げた6つの悩みは、タブレットや紙の本では解決できませんでした。
こうした悩みを解決すべく、
【Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー】を購入したわけです。
使い始めて2年になりますが、実際に使ってみてどうだったのか、悩みはちゃんと解決されたのかさらに掘り下げて、メリットとデメリットを徹底レビューします。
Kindle paperwhiteを使って感じたメリット
結論としてわたしはKindle paperwhiteを買って正解だったな、と思っています。
理由は、読書体験が思っていた以上に向上したからです。
わたしが感じた具体的なメリットは以下のとおりです。
- 目に優しい
- 本を買っても収納に困らない
- 本を買ってすぐ読める
- Kindle本は紙の本よりも安い
- ベッドで寝ながら読むのに最適
- 持ち運びに便利
- 充電の減りを気にせず読める
- 難しい言葉や漢字をすぐ調べられる
- 文字の大きさや濃さを変えられる
- 風呂場でも読める
- Amazonプライム会員なら、数百冊が読み放題
これらのメリットと、またKindleを買う前に悩んでいたことはどのように解決されたのか、一つずつ説明していきます。
①目に優しい
Kindle paperwhiteは e-Inkスクリーン という表示方式をとっています。実際のインクを使っているので、紙の本と同じような読み心地で読書をすることができます。
これが、私自身がKindleを買おうかなと考えていたときに、強くひかれた点です。実際に手にしてみて、その点はやっぱり期待通りでした。
私はもともと、「電子書籍」には抵抗があってなかなか受け入れがたく感じていました。
液晶画面のタブレットやスマホでする読書って、読書と言うより、ネットサーフィンに近い感覚がするからです。
タブレットでの読書は、紙の本よりもなんとなく頭に入ってきにくく感じます。
ところが、Kindle paperwhiteでは、「読書してる」という感覚になります。文字だけがメインの本に関して言えば、ほとんど紙の本に近い読書体験ができます。
液晶タブレットは、画面から目に向けてブルーライトを発しますが、Kindleのフロントライトは光を文字に向けて発するため、直接目を照らしません。
ここが、他の液晶タブレットの電子書籍と一番違う点です。
日中は、明るさをゼロに設定すれば、ブルーライトゼロで読めます。
また、液晶タブレットだと明るい日光のもとでは、画面が暗くなって見えにくくなりますが、マットなKindleの画面は、明るい陽射しのもとでも、まぶしい反射なしで紙の本と同じような発色で読むことができます。
また、近年のKindleは全機種でフロントライトを搭載しているので、暗い環境でも、画面の明るさを調節でき、照明無しで読むことができます。
なので、長時間の読書でも目が疲れません。また、寝る前の読書でも、Kindleはブルーライトがほとんどないので、睡眠の質が下がらず、安眠することができます。
②本を買っても収納に困らない
これもわたしにとっては大きなメリットです。
わたしは、海外生活をしていますので、本を全部持ってくるわけにはいきません。
海外移住の前に借りていた家を引き払って、泣く泣く実家に置いてきた大切な本たちも、「邪魔だ」という理由で、家族に全部捨てられてしまいました(涙)
「本を置くスペースがない」、Kindle本だと、そういった悩みを解決できます。
数千冊の本が、一枚のうすい端末に収まるので驚きです。
引っ越しの際も、わたしの場合どうしても本が多くなるため、毎回大変な思いをしなければなりませんでしたが、この悩みもKindle paperwhiteで随分解消できます。
③本を買ってすぐ読める
これも、わたしにとって大きなメリットです。
もちろん、本好きの人にとっては、本屋に出かけて、色んな新しい本に出会って、本を購入する、というプロセスそのものが楽しみだと思いますが、海外生活をしているとそういうわけにもいきません。
紙の本の場合、本屋へ出向く時間、またネットで注文しても手元に届く時間がかかりますが、Kindle本の場合、買ってすぐ、端末に落とせるので、すぐに読みたい本の場合これは便利です。
コロナでロックダウンになってしまった場合や、隔離やステイホームの期間中、本が読みたくても買いに行けない状況になっても、大丈夫ですね。
また、海外にいながらにして、日本の本を瞬時に買える、というのは本当に便利です。
④Kindle本は紙の本よりも安い
これもKindle Paperwhiteで読書をするメリットの一つです。
同じタイトルの本でも、AmazonではKindle本のほうが価格が安く設定されています。
定期的にKindle本の割引セールやポイント還元セールも行なっているので、普通に紙の本を買うよりお得です。
⑤ベッドで寝ながら読むのに最適
わたしは、寝る前の読書が好きなため、これも大きなメリットです。
実際の本の場合、まず、ライトがなければ読めません。
また、首が疲れたり、読む姿勢に苦労します。本を持ち上げて読むにも手が疲れます。
iPadで読む場合、ブルーライトで目がチカチカし、頭がギンギンに冴えてしまい、睡眠の質が悪くなってしまいますし、目も疲れます。
Kindleの場合、とにかく、薄くて軽いので本当に読みやすいです。
寝転がった姿勢でも読めます。
フロントライトもついているので、電気をつけなくても読めます。
また、光は目に優しく、ブルーライトもないため、読書しながら、安らかに入眠することができます。
⑥持ち運びに便利
Kindle paperwhiteの場合、文庫本よりわずかに大きい、片手に収まるサイズで、薄くて軽いので、どこへ行くにも持ち運びが楽です。
実際の本より軽いので、片手でも疲れにくく、移動中も楽に読書できます。
旅行や、長距離移動のさいなどは、何冊か持っていきたいものですが、Kindleなら最大何千冊も(そんなにいらないが)持ち運ぶことができます。
気軽に持ち運べるので、ちょっとした待ち時間なんかも、学習に当てることができます。
引っ越しもこの薄い一台でOKです。
⑦バッテリーの減りを気にせず読める
バッテリーがすごい長持ちするのもメリットの一つです。一度の充電で、数週間利用することができます。
本当にびっくりするぐらいもちます。この前充電したのっていつだったけな?という感じで使っています。
⑧難しい言葉や漢字をすぐ調べられる
たまに読めない漢字や、難しい言葉が出てくることがありますが、そんなときもKindleなら辞書機能がついているので、すぐに読み方と意味が調べられ、この機能は地味に便利です。
⑨文字の大きさや濃さを変えられる
実際の本だと、字が小さいと、老眼鏡を書けなければ読めないですが、Kindleは文字の大きさや濃さを変えられるので、読みやすいです。
わたしはまだ、老眼鏡が必要な年齢ではありませんが、体調によっては、字が大きいほうがサクサク読めるという日もあって、その日の気分で自分の読みやすいサイズや濃さに変更できるので、この機能も、重宝しています。
お気に入りの設定は、デフォルトより小さめ、字の濃さは少し濃いめで、普段はこの設定にしています。
⑩風呂場でも読める
防水機能があるので、風呂場でもゆっくり読めます。
また、プールやビーチサイドでも濡れることを気にせずゆっくり読書が楽しめます。
これも、紙の本や、液晶タブレットにはないメリットですね。
⑪Amazonプライム会員なら、数百冊が読み放題
Amazonプライム会員向けにPrime Reading というサービスがあります。
Amazonプライム会員の方であれば、利用しない手はありませんね。
Kindle paperwhiteのデメリット
全般的には買って満足していますが、ここは残念だなと思った点もいくつかありました。
そんなデメリットについては以下のとおりです。
- 操作のレスポンスはあまり良くない
- 漫画は読みにくい
- 紙の本の質感がないので、読み進めている達成感があまりない
- ゴム部分の劣化が早い
- 挿絵や図表が見にくい
- Kindle化されていない本もたくさんある
では、一つずつ説明していきます。
①操作のレスポンスはあまり良くない
これは、スマホや、iPadなどと比べるとその差は歴然です。
特に、ハイライトを引いたり、辞書機能を使おうとするときに、レスポンスが悪く、なかなかすっと線が引けません。
また、ページのめくりやスクロールなんかもレスポンスが非常に悪いです。
しかし、液晶タブレットと違って、機能が「読書」という一点に絞って、非常にシンプルなため、この辺は仕方がないかなという気がしています。
iPadから持ち替えた当初は、ちょっと驚きましたが、だんだん慣れてくると、さほど気にならなくなります。
②漫画は読みにくい
漫画は、はっきり言って読みにくいです。
Kindle paperwhiteは画面サイズも小さく、色も薄く、字も滲んで見えるので、作品によってはとても読みにくいです。
下の画像は左がKindle paperwhite、右がiPadです。
最初はこんなもんだと割り切って、いくつかの漫画作品を集中して読破しましたが、改めてiPadで読むと、やはりその見やすさと美しさは段違い。。。
最近は漫画と図解ムック本、雑誌はiPad、ビジネス書と小説はKindle、というふうに完全に使い分けています。
漫画の蔵書もKindle端末に集約していこうと思っていただけに、ここは残念な点でした。
③紙の本の質感がないので、読み進めている達成感があまりない
これは、すごく感じました。
やはり、実際の本は分厚さがあって、だんだん読み進めていくうちに、だんだん残りページが少なくなっていって、「ああ、ここまで読めたな」、という進捗状況がアナログで分かります。
しかしKindleの場合、何ページ読んでも、薄い端末のままなので、めくっていく達成感、という面ではリアルの読書には勝てないな、という感想です。
でも、ページをめくる作業の楽さと、持ったときの軽さでは、Kindle端末のメリットのほうが勝ります。
④ゴム部分の劣化が早い
わたしは薄さ、軽さ重視なので、あえてカバーを付けていません。
そのため、端末のゴム部分が割と早い段階でむけてきて、ちょっとびっくりしました。
また、角の部分のビニール塗装もだんだんはげてきました。意外と劣化が早いな、という印象です。
⑤挿絵や図表が見にくい
一応拡大機能はありますが、やはり漫画の部分で述べたように、表示が薄くて、イラストや図表は見にくいです。また、カラー表示もできないため、本の内容によっては、限界があるかなというところです。
あくまでも、文字中心の小説やビジネス書に特化した端末だと割り切らなければいけません。
イラストがもう少し見やすくなれば、言うことなしなんですが。。
⑥Kindle化されていない本もたくさんある
これが、致命的に残念な点です。
特に、古い本の場合Kindle化されていない本が多いです。
読みたい本に限って、Kindleで出ていない、ということもよくあります。
また、作家さんによっては電子書籍化に反対している方もあるので、そういう本をKindleで読むことはできません。
今後さらに、電子書籍のラインナップが充実していくことを願います。
Kindleのラインナップ
2023年12月の時点でKindleの端末は大きく分けて4種類です。
「Kindle」「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」「Kindle Oasis」の3機種が発売されています。
エントリーモデル最新の無印のKindleは、より明るく高解像度に。この1台に数千冊を保存できる!
ハイエンドモデルのKindle Oasisは画面が少し大きく、スクリーンの色調が変更でき、ページ送りボタンなどの付属の機能がついています。
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション。ワイヤレス充電可能、明るさを自動で調節します。色調も自由の調節可能の高機能モデル
Kindle Paperwhite!最も売れているKindle!前モデルより大きくなった6.8インチディスプレイ。防水機能でお風呂でもプールでものんびり読書できます。
購入を検討されている方は、ぜひAmazonのセール期間に購入されることをおすすめします。
セール期間中は3,000円ぐらい安くなります。Kindle Paperwhiteの8GBモデルであれば¥10,980でゲットできます!32GBモデルなら¥12,980。無印Kindleであれば¥6,980!!
Kindle Paperwhiteで選べるオプション
Kindle Paperwhiteでは以下のオプションが選べます。
- 容量: 8GB/32GB
- 広告: あり/なし
- 通信: Wi-Fi / Wi-Fi+4G
- Kindle Unlimited: 3ヶ月無料(以降自動更新)/ なし
わたしが選んだオプション
容量について、私は当初漫画をたくさん入れる予定で、余裕が欲しかったのでプラス2,000円で32GBにしています。今現在端末に漫画も併せて100冊以上入っていますが、まだまだガラガラです。でも11GB使用中なので、8GBだとわたしの場合やはり足りなかったということです。
広告は、「なし」のオプションを付けると2,000円高くなります。ちなみに私は、本の広告はそんなに気にならないので、少しでも安く抑えようと、広告「あり」にしています。
4Gはつけていません。まあ、はっきり言って必要ないです。Wi-Fi環境のあるところで、ダウンロードすればいいだけのことなので。だいたい読むのもWi-Fiのある自宅だし。
わたしが買ったときはKindle Unlimitedのオプションはありませんでした。
4-2.Kindle Unlimitedとは
Kindle Unlimitedとは、Amazonが月額980円で提供する読み放題サービスです。
小説、コミック、実用書、洋書など28種類のジャンルから、200万冊が読み放題の対象になっています。
これもAmazonプライム会員向けのPrime Reading と同じように一度に同時に10冊まで、読みたい本を端末に入れられるサービスです。
Kindle端末購入時に3ヶ月無料のKindle Unlimitedを付けるかどうか選べます。
とりあえずオプションでつけておいて、自動更新しないようにキャンセルすることもできます。
端末を買う値段そのままで、3ヶ月無料で読みまくれるので、つけない理由がありませんね。かなりお得だと思います。
無料期間中に解約しておけば、自動更新されません。期間終了までしっかり無料で読めるので安心です。1円もかかりません。
初めてKindle Unlimitedに申し込む(過去1年にKindle Unlimitedの割引サービスを利用していない)場合、30日間無料でお試しすることもできます。
>>30日間無料でKindle Unlimitedを試してみる
まとめ
- 読書のためのユニークな専用端末です。
- 長時間読んでも疲れにくく、紙の本と似た読み心地を体験できる不思議な端末です。
- 軽くて薄くて、持ち運びも便利なので、いつでもどこでもスキマ時間に読書を楽しめます。
あなたもKindle片手に、毎日の暮らしに楽しい読書タイムを。
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