ベトナム語をちょっと勉強したいんだけど、どの本で始めたらいいかな?
なんか、たくさんあって、迷ってしまう
この記事では、こんな悩みにお答えして、ベトナム語学習歴20年の筆者が、ベトナム語初心者におすすめの本をご紹介します。
ちなみに筆者は2000年代からベトナム語をかじってきているので、なんやかんやでベトナム語関係の蔵書は40冊近く(ただのノウハウコレクター)に上ります。ただ、ベトナム語の教科書にも当たり外れがあって、買ってからちょっと後悔するような本もありました。
ちなみに1番最初に買った本は、CD付きの教科書でしたが、内容も構成もイマイチで買ってからかなり後悔しました。
なので、私はベトナム語学習に関して「いい本」と「イマイチな本」を嗅ぎ分ける能力が人より発達しています!ベトナム語テキスト選びの参考にしていただければと思います。
- ベトナム語の初心者にオススメの本
- ベトナム語テキストを選ぶ際の注意点
- ベトナム語学習者が読むと良い副読本
最後におまけとして、私の蔵書の中から「惜しくも絶版になってしまったおすすめの本」をご紹介します。
ベトナム語の教科書を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。2024年最新改訂版です。
ベトナム語の勉強におすすめの本・テキストをレビュー
Youtubeなどでもベトナム語を勉強できますが、ベトナム語をじっくり勉強してみるには、1冊テキストを買うのがオススメです。Kindleなどの電子書籍より、印刷版の方が書き込みなどができ、頭に入りやすいのでオススメです。
それでは早速、ベトナム語の勉強をこれから始めて見たい人にオススメの本・テキストをランキング形式でご紹介します。
書名 | |||||
---|---|---|---|---|---|
オススメ度 | とても良い | 良い | 良い | 良い | 良い |
音声DL | |||||
網羅性 | 入門 | 中級まで | 意外と充実 | 初級 | 充実 |
会話 | 基本的 | 少ない | 充実 | 実践的 | 普通 |
使いやすさ | わかりやすい | 文法詳しい | とても良い | 日本で使う | 独学向き |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
第1位 いちばんやさしい 使えるベトナム語入門
最初に取り上げるおすすめのベトナム語教科書は「いちばんやさしい 使えるベトナム語入門」です。ベトナム語全くの初心者でこれからベトナム語を勉強したいという方におすすめの1冊です。(この記事から累計200冊以上売れています)
2020年に発行された比較的あたらしい本で、もしかするとその名の通り「いちばんやさしい」ベトナム語テキストかもしれません。
この本の特徴は、視覚的に見てわかりやすくまとめてあるところです。
発音の基礎から、基本的な文型を学んでいくことができます。
カタカナが振ってありますが、そのセンスも良いと思います。できるだけベトナム語の発音に近い音で書かれています。
著者の木村友紀さんは自身もベトナム語の講師をされている方で、ベトナム語を勉強する側と教える側の両方の視点に立って、わかりやすい教え方が工夫がされています。
収録の音声は「ゆっくり」と「普通」の2種類のテンポで収録されています。
最初の1冊にどれか迷われたらこの本はおすすめです。
ちなみに著者の木村友紀先生は「アーキ・ヴォイス」という語学教室で、オンラインベトナム語レッスンの講師をされています。もし、木村先生のレッスンを直接受けてみられたい方は、ぜひ体験レッスンを予約してみてください。
アーキ・ヴォイス体験レッスンはこちらから申し込めます
第2位 ベトナム語レッスン初級1・2
次におすすめする本は、ベトナム語学習者の中でも最も人気が高い「ベトナム語レッスン初級1・2」です。
2005年の発行ですが、いまだに売れ続けている定番のベトナム語テキストです。(古いので「フロッピーディスク」のような死語がたまに出てきます)
この本の特徴は、文法の解説が非常に詳しいというところです。
また、日本語教師にはおなじみ「みんなの日本語」のスリーエーネットワークから出ている、いわゆる「文型積み上げ式」の作りになっています。
始めにしっかり基本文型を頭の中にしっかり定着させて、語彙を入れ替えて使える表現を増やしていきます。
さらにこの本ではカタカナルビが一切使われていないのも評価できるポイントです。
しかし「ベトナム語レッスン初級1」は、文法はしっかり理解できるものの会話力が伸びにくいというデメリットがあります。
この本にプラスして、会話力とリスニング力を鍛えていくトレーニングを別メニューで用意する必要があります。
もう一つのデメリットは、「初級1」と「初級2」でボリュームがかなり多いという点です。わたしもこの本を使って独学しましたが、新出語彙や覚える項目が多くて少し大変です。
本格的に基礎からがっつりベトナム語が勉強したい人におすすめです。
第3位 キクタン ベトナム語会話 【入門編】
キクタン ベトナム語会話 【入門編】」も筆者のお気に入りの1冊です。
これは、「聞く単語」、聞いて真似してすらすら話せるようになる「キクタン」シリーズのベトナム語です。
ご注意いただきたいのは、キクタンべトナム語入門編は、
- ベトナム語入門編
- ベトナム語会話入門編
- CD付 キクタン ベトナム語【初級編】
の3種類あります。ここでおすすめしているのは「ベトナム語会話入門編」の方です。
リズム音楽に乗せて、ベトナム語と日本語の476の会話例が流れてきます。
この本の特徴は、きいてマネしながら話せるようになるとともに、文型についての説明もページを割いてわかりやすく解説しているところです。
特に私がいいなと思ったのは「人称代名詞」のところです。ベトナム語で最初にややこしく感じる「わたし」と「あなた」の呼び方について、10ページかけて場面別に丁寧に解説しています。
リスニングだけではなくて、文型の説明も欲しい人におすすめです。
第4位 つながるベトナム語会話
次にご紹介するのは、「つながるベトナム語会話」という本です。
この本は、日本に住んでいるベトナム人とベトナム語で会話するという切り口で作られているユニークな本です。ベトナム語を使って、ベトナム人と「つながろう」というコンセプトで話が流れていきます。
多くのテキストは、ベトナムが舞台で、旅行でしか使わないフレーズばかり出てきますが、この本の舞台は日本です。意外と今までありそうでなかった、日本にいる学習者が普段の生活ですぐに使えるベトナム語が学べて、ある意味実践的内容です。
フレーズもネイティブが使う自然な表現です
著者の田原洋樹先生は、他にもたくさん本を出していらっしゃいますが、読者に語りかけるような口調で、ベトナム語の文法や言い回しを一緒に発見していくようなスタイルで書かれます。この本も同じ独特の口調で楽しく学べます。
音声もダウンロードできます。北部弁だけでなく、南部や中部の表現も含まれています。
第5位 ニューエクスプレスプラス ベトナム語
最後は外国語テキスト界の老舗「エクスプレスシリーズ」の最新版、「ニューエクスプレスプラス ベトナム語」です。
これまで、絶版になり書店から姿を消したベトナム語テキストは数多くありますが、この白水社のエクスプレスシリーズは昭和時代からずっとリニューアルを繰り返して、令和の今でも愛され続けています。
この本はその名の通り「超特急」で一つの言語を網羅的に学べるのが特徴です。
内容の網羅性、会話テキストの質、収録単語の豊富さでは1番ではないかと思います。
会話トピックで使ってる表現も他の本に比べて自然なネイティブ表現が多く、現地で実際に使えます。(家の電話で伝言を伝えるトピックがあって、それはさすがに古すぎます…)
ただ、内容を1冊に盛り込みすぎて一つ一つの説明が駆け足なのがデメリットです。例文も少ないです。
カタカナを全部振ってるところも個人的にはマイナス評価です。
ただ、練習問題もあり独学で言語を学ぶことになれている人にとってはおいしい1冊に仕上がっているのではないかと思います。
音声はスマホアプリからも無料ダウンロードできます。
言語を網羅的に学びたい、もともと語学が好きだ、という人にはおすすめの1冊です。
ベトナム語テキストを選ぶ際の注意点
次にベトナム語テキストを選ぶときの注意点について軽く触れておきたいと思います。
ベトナム語の教科書を選ぶ際に気をつけていただきたいのは次の点です。
そのベトナム語の教科書は…
- カタカナ読みに頼っていないか
- 音声教材はついているか
- 文法解説よりか会話練習よりか
- 南部発音のテキストはほぼないということ
カタカナベトナム語は通じないし聞き取れない
ベトナム語は文法は比較的やさしいですが、発音がものすごく難しい言語です。
多くのテキストには、初心者向けにカタカナでルビを振ってありますが、カタカナ読みはベトナム人には通じません。
カタカナはあくまでも初心者のための目安です。ネイティブの音声を聞いて真似るのが正しいベトナム語の学習法です。
ベトナム語には日本語にはない音がたくさんあります。
わたしたちが普段出したことのない音を使って話さなければならないのです。
たとえば、日本語の母音は5つであるのに対し、ベトナム語の母音は12種類もあります。
子音の発音も特殊です。
つまりカタカナでは絶対に表現できない音があるのです。
音声教材はついているか
また、カタカナの振り方にもセンスがあって、たまに本当にひどいのがあります。
多分その本を書いた人にはそう聞こえるのでしょうが、中には、「これそのまま読んでも絶対ベトナム人に通じないだろ!」というようなひどいレベルのカタカナ表記も見受けられます。
そんな本で練習したら、一生あなたの発音は通じませんし聞き取れません。
それで、必ず音声教材のついた本を使って勉強するようにしてください。
文法コラム的な本は初級の学習に適さない
また、テキストというより、「文法の解説コラム」みたいな本もあります。
それはそれで面白くて、私は個人的に好きなのですが、初心者がベトナム語を1から網羅的に勉強するのには適していません。
なので、最初の一冊として選ばないほうがいいです。
例えばこんな本
市販のベトナム語テキストは北部発音ばかり
ベトナム語の発音には大きく分けて、ハノイを中心とした北部発音とホーチミンを中心とした南部発音があります。
一般的にベトナム語のテキストは北部発音で構成されています。
ホーチミンで話される南部発音で学びたいというニーズも多いのですが、南部発音で収録されているテキストは今の所出ていません。
南部出身のベトナム人の発音がテキストの音声とぜんぜん違うのでびっくりされるかもしれません。
ただ、北部発音でベトナム語を身に着けても、南部の人にもちゃんと通じますので安心してください。
ベトナム語で会話がしたい人におすすめの本・テキスト
「いや、わたしはベトナム語の文法のような小難しい勉強は苦手だ。とにかくベトナム人と会話ができるようになりたいんだ」。そんなニーズもあると思います。
そんな人におすすめの会話テキストをご紹介します。
キクタン ベトナム語【入門編】
こちらは、先ほどご紹介したキクタンシリーズの「入門編」です。
とにかくフレーズと単語を耳から覚えるアプローチです。
ベトナム語と日本語の432の表現をチャンツのリズムに乗せて、楽しく覚えます。
単語帳とにらめっこして目で覚えるのではなく、耳から頭にいれて覚えるほうが、ベトナム語学習には効果的です。
まずは、ベトナム語の発音から入りたい、かんたんな挨拶や表現を覚えたいと言う人におすすめです。
たったの72パターンでこんなに話せるベトナム語会話
「たったの72パターンでこんなに話せるベトナム語会話」も会話力を高めたい人にオススメです。
日本語の文に続いてベトナム語の音声で読まれます。
音声は、専用のアプリからダウンロードして聞くことができます。
「〜てください」「〜と思います」など日常でよく使う文型を頭にたたき込んで、あとはそこに入る単語を入れ替えるだけでいろんなバリエーションで自然に話せるようになるというコンセプトです。
この本のデメリットは、例文に出てくる単語の多くは意味が書かれていないことです。
だから自分でわざわざ意味を調べなければなりません。この本の作りは初心者に親切ではありません。
基礎的な知識が身についたあと、基礎固めに使えるかもしれません。
旅の指さし会話帳11 ベトナム
「旅の指差し会話帳」は、ベトナム旅行に持っていきたい1冊です。
「指差しシリーズ」は自分の言いたいことを、言葉を指で指してコミュニケーションが取れるユニークな本です。
全部手書きで、イラストも可愛く、くすっと笑える単語もたくさん収録されています。
ベトナム語を勉強というより、勉強せずにベトナム語をコミュニケーションツールとして使いたい人向きの本です。
音声教材はなく、全部堂々とカタカナが振ってあります(笑)。
「旅の指さし会話帳 ベトナム」のもうひとつの魅力
あまり知られていませんが、「指差し」は巻末にある「単語帳」がかなり使えます。
本の後半にある「単語集」は、【日本語→ベトナム語】【ベトナム語→日本語】と検索でき、それぞれ2500の単語が収録されています。
この「単語集」が秀逸で、変な単語集よりもよっぽど優秀です。
辞書代わりにも使えるので、この本はそういう意味でもかなりお得です。持っておいて損はありません。
旅行で使えるベトナム語の本が欲しい人におすすめです。
ベトナム語初心者にぜひ読んでほしい副読本
次に、ベトナム語教科書と併せて読むといい、ベトナム語の理解が深まる副読本をご紹介します。
ベトナム語のしくみ(新板)白水社
ベトナム語初心者の方に、ベトナム語の勉強を始める前にまず読んでいただきたいと、個人的にイチオシなのが、この「ベトナム語のしくみ」です。
この本は、ベトナム語の全体なしくみをわかりやすく解説した、「寝ながら読める」コラム本です。
これはわたしが、ベトナム語についてほとんど知らないときに買って読んだ本なのですが、説明の仕方がやさしくわかりやすくて、この本で学んだことが今でも役に立っています。
読者と一緒に、ベトナム語のしくみを発見できるよう追体験できます。
特に、発音の仕方を説明した部分がわかりやすく、実際にこの本の説明のとおりに発音するとかなり実際に近い音で発音できたので驚きです。
収録音声はダウンロードできます。
ベトナム語ってこういう言語なんだ、というイントロダクションです。
詳しく知りたいベトナム語文法
この本は、前述の「ベトナム語のしくみ」を書かれた田原 洋樹先生のベトナム語文法の解説本です。
「ベトナム語のしくみ」をもっと詳しく、長くしたような本です。
文法コラムのような内容で、学習者がベトナム語について疑問に思うことがわかりやすく解説されています。
田原先生の独特の口調で進んでいき、読んでいて面白い本です。「ベトナム語のしくみ」が肌に合う方にはきっと興味深く読める1冊です。
無理に買わなくてもいいですが、単純にベトナム語が好きな人にはおすすめです。
わたしは持っていませんが、同じ著者でこんな本もあります
中級レベルのベトナム語が勉強したい人におすすめのテキスト
さて、このようにベトナム語の初級まわりの本は多いのですが、その後の中上級レベルに進むための本が実はほとんどありません。
ここでは、初級を終えて、中級レベルのベトナム語を勉強したい人のためにおすすめの本を取り上げたいと思います。
ベトナム語の辞書をお探しの方は以下の記事をご覧ください。
ベトナム語レッスン 中級
長らく中級のベトナム語の本は出版されてきませんでしたが、2021年についに、「ベトナム語レッスン初級」シリーズから待望の「中級」が発売され、ベトナム語学習者界隈で話題になりました。
初級で網羅しきれなかった、表現や文型が中心に取り上げられていて、ベトナム語の幅がこの1冊でぐっと広がる、そんな内容です。
ただ、内容的には少し易しいかなというのが私の個人的な感想です。
この本で、新しい文型として取り上げられているものの中には、普段ベトナム人と話しているときに自然に身につくようなフレーズが多く、「これをわざわざ中級でやるの?」と少し物足りない印象を受けた人もいるようです。
しかしやはり、この本はベトナム語テキストの中で画期的な本であり、これからも多くの学習者に利用されていくことは間違いないでしょう。
レベルアップ 中級ベトナム語
「レベルアップ 中級ベトナム語」は、今までにないタイプの最新の中級のテキストです。初級を終了した学習者が読解を通して表現力を向上させながら、同時にベトナム文化を知ることを目指して作られています。
「レベルアップ 中級ベトナム語」は、今までにないタイプの最新の中級のテキストです。初級を終了した学習者が読解を通して表現力を向上させながら、同時にベトナム文化を知ることを目指して作られています。
テキストの内容も、会話ではなく、12のトピックを通してベトナムの文化や歴史を学べる、読解に特化したテキストです。ちょっと値段が高いのがネックですが、初級を一通り終えた中級者には勉強のしがいのある一冊です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ベトナム語 速読・速聴・速解
「ベトナム語 速読・速聴・速解」は、リスニングと読解が鍛えられる中上級レベルのテキストです。
全部で60のベトナム語の文章が、「サラッと読める短いコラム」から、「新聞レベルの硬い文章」までの4つの難易度に分けて掲載されています。
以前はCD付きの本として発売されていましたが、現在ではオンデマンド (ペーパーバック)として、CDなし、音声ダウンロードの形式で販売されています。
「ベトナム語 速読・速聴・速解」は、日本で市販されているベトナム語のテキストの中で1番レベルが高い本です。(2022年現在)
この本を使って、リスニング力アップ、またシャドウイングしながら文章をスラスラ読めるようにトレーニングできます。
また、たくさんのベトナム語の文章が掲載されているので、多読多聴の教科書としてもたいへん有効です。
中上級のベトナム語を独学で勉強したいのならこの本はおすすめです。
Kindle Unlimitedで読み放題対象のベトナム語本
AmazonのKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)のラインナップにもいくつかベトナム語関連の書籍が入っています。特におすすめ、というわけではありませんが、無料で見られるので興味のある方はご覧ください。
Kindle Unlimitedの会員であれば、対象のベトナム語関連の本を0円で読むことができます。
会員でない方も、はじめて利用する場合は30日間は無料で利用できます。
\ 200万冊読み放題! /
では、現在Kindle Unlimitedで、読み放題対象となっているベトナム語書籍をご紹介します。
ベトナム語 漢越語ハンドブック
「ベトナム語 漢越語ハンドブック」はベトナム語初心者の方にとっては、かなり面白い本ではないかと思います。
よく使う漢越語の単語が紹介されていて、ベトナム語のルーツがわかります。
おなじみの日本語と共通する語彙も見つけられたりして、ベトナム語の語彙の学習にはおすすめの1冊です。
ベトナム語大好き!1〜5: ベトナム語学習のおやつ
「ベトナム語大好き!」は、ベトナム在住の筆者が普段の生活の中で見聞きする、ユニークなベトナム語をたくさん紹介しているブログをまとめた、軽い読み物です。上記漢越語ハンドブックと同じ作者が発行しています。
教科書やテキストでは見ることのない、生のベトナム語がたくさん収録されています。
現地に行かないと身につかないベトナム語を知りたい方にはおすすめの本です。
シリーズで5巻まで出ています。
聴いて、話すための ベトナム語基本単語2000
聴いて、話すためのベトナム語基本単語2000は、発行が1994年の昔からある、界隈では有名なベトナム語学習本です。
単語のラインナップは参考にできますが、本の半分を右ページの「練習」と変なカタカナ表記が非常に無駄で、買うのは絶対オススメしません。
読み放題だからこそ、ちょっと見てもいいかなという感じの本です。
音声を聞くだけでベトナム語が覚えられる本
特に、おすすめというわけではありませんが、簡単な会話フレーズがまとめられたこちらの本もKindle Unlimitedの読み放題対象になっています。
Kindle Unlimited読み放題を30日間無料で利用する方法
裏技ですが、会員になって、すぐキャンセルすれば、30日後に課金されること無く無料期間を楽しめます。
すぐにキャンセルしても、30日間は無料で利用でき、期間がすぎれば見られなくなるというしくみです。
もしいったん解約しても、気に入って続けたいのであれば、もう一度、上部「アカウント&リスト」→(プルダウン)「アカウントサービス」→「お客様のKindle Unlimited」 から利用の継続を選択することができます。
\ 200万冊読み放題! /
惜しくも絶版になってしまったベトナム語関連の本
最後に、私の蔵書の中から今では惜しくも絶版になってしまったベトナム語関連の本をご紹介します。
ベトナム こんなとき何て言う?
この本は、2008年から2010年ごろにハノイに語学留学した女性筆者の体験記です
ハノイでのリアルな生活がテンポよく描かれていて、合間合間にベトナム人が生活でよく使う、ベトナム語ワンフレーズが挟み込まれています。
ああ、なるほどこんな言い方するんだ、と初心者にはありがたいフレーズの宝庫です。
ベトナム人の性格、風習、価値観などがよくわかり、私もハノイに移住した2015年ごろこの本はベトナムに持ってきてすごくお世話になりました。
図書館などで探せば今でも読めるかもしれません。
会話で覚えるベトナム語666
「会話で覚えるベトナム語666」は、初級レベルの学習を終えた人が会話表現力をアップするというコンセプトでつくられた、珍しい中級レベルの会話集です。
初級の本では見かけないけど、普段よく使う言葉がたくさん収録されていて、かなり勉強になります。
わたしは大好きな本なんですが、絶版になってしまったのが本当に悔やまれる1冊です。
Kindle版が出て、もっと多くの人の手に渡ることを希望します。
中古市場ではまだ若干出回っていますが、高値がついています。
こうすれば話せる CDベトナム語―南部標準語中心
「こうすれば話せる CDベトナム語―南部標準語中心」は非常にレアな、ホーチミンで話されている南部弁に特化したベトナム語テキストです。
ベトナム語テキストで唯一と言っていい、南部弁テキストです。
ただ、肝心の内容がイマイチなのでわたしは個人的におすすめしません
興味のある方は、中古で出回っていますので一度チェックしてみてください。
まとめ
以上これらの本が、これからベトナム語を始めてみようという人におすすめの本になります。
書名 | |||||
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オススメ度 | とても良い | 良い | 良い | 良い | 良い |
音声DL | |||||
網羅性 | 入門 | 中級まで | 意外と充実 | 初級 | 充実 |
会話 | 基本的 | 少ない | 充実 | 実践的 | 普通 |
使いやすさ | わかりやすい | 文法詳しい | とても良い | 日本で使う | 独学向き |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
ご自分のニーズに合わせて、まずは1冊手にとってベトナム語への第1歩を踏み出してみてくださいね。
この記事が、あなたのベトナム語学習のお役に少しでも立てたら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ベトナム語のテキストを使いながらどうやって効果的にベトナム語を勉強したらいいかについては、別の記事で解説していますのでそちらも参照してください。
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