
ベトナムに移住したいけど後悔しないかな

ベトナムに移住して後悔した人の体験談を聞いてみたい
「ベトナムに移住したい」と考えている方も多いでしょう。確かにベトナムは親日国で物価も安く、魅力的な移住先です。
しかし結論から申し上げると、準備不足や現地の文化・制度への理解不足が原因で後悔する日本人は少なくありません。

私もベトナムに移住して長いですが、ベトナムにきて本当に良かったと思っています。しかし、一方でベトナムが合わなくて文句ばかり言っている日本人も見てきました。
では、みんなどんな理由でベトナム移住を後悔しているのでしょうか?
この記事では、ハノイ在住10年の筆者が実際に周りで見てきた、日本人がベトナム移住で後悔した理由TOP10をランキング形式でじっくり分析し、失敗しないための心構えをご紹介します。
- ベトナム移住で日本人が後悔する主な理由TOP10
- なぜ思っていたのと違うのか
- ベトナム移住で失敗しないための心構え
ベトナム移住で日本人が後悔する主な理由TOP10
ではさっそく、ベトナムに移住してきた日本人が後悔してしまう理由をランキング形式で一挙にご紹介します。
- 第1位: 言葉の壁によるコミュニケーションの困難
- 第2位: 文化・習慣の違いによる生活ストレス
- 第3位: 食生活への適応の難しさ
- 第4位: 仕事・収入面での苦労
- 第5位: 生活環境・インフラの問題(交通事情・衛生・気候など)
- 第6位: 人間関係・孤独感(現地の人・日本人コミュニティ)
- 第7位: 医療・健康面の不安
- 第8位: ビザ・法制度上のハードル
- 第9位: 官僚主義・手続き面の煩わしさ
- 第10位: 娯楽の少なさ・その他細かなストレス
第1位: 言葉の壁によるコミュニケーションの困難

ベトナム語や英語でのコミュニケーションの難しさは、多くの日本人移住者がまず直面する壁です。
日本で準備をして移住しても、実際には「英語も通じず、習ったベトナム語さえ一つも通じない」状況にショックを受ける人がいます。例えば、タクシーで行き先を何度伝えても運転手に理解されず、紙幣の桁に戸惑って一桁多く支払ってしまい、後から悔しさのあまり叫んでしまったという体験談もあります。

私はベトナムに来る前、ある程度ベトナム語を勉強していましたが、それでもベトナムへ来たばかりの頃は言葉の点では幼児になったような気がしてもどかしい思いをしました。
日常生活でもスーパーで店員に商品の場所を尋ねられなかったり、病院で専門用語がわからず不安になるなど、言葉が通じないストレスが積み重なります。特にベトナム語は声調言語で習得が難しく、意思疎通が思うようにできないことで移住当初に強い後悔を感じるケースが多いです。
- ベトナム語は声調言語であり、発音が非常に難しい。
- 英語が通じると期待していたが、実際は地域や相手次第でまったく通じない場合も。
- タクシーやバイクタクシー(Grabなど)で目的地を伝えられず、降車場所を間違えられたり、遠回りされて高額になったりするトラブルも。

第2位: 文化・習慣の違いによる生活ストレス
言葉以外にも、日本とベトナムの文化や習慣の違いに戸惑い、それがものすごいストレスになることがあります。ベトナム人は意外と外国人には不親切です。ちょっとした礼儀作法や時間の感覚の違いにより、「思い描いていた理想の生活とは程遠い現実」に直面して後悔するという声もあります。
例えば、日本では時間厳守が当たり前ですが、ベトナムでは約束の時間に遅れることも珍しくなく、最初は不信感や苛立ちを覚えることがあります。
また、店員の接客態度にも大きなギャップがあり、「店員のサービスの質が低い」と感じてショックを受けることがあります。ベトナムでものを買っても、「ありがとう」と言われません。

あと、並んでも横入りされたり、どんどん順番を抜かされたりすることは日常茶飯事です。
日本のようなおもてなしや迅速なサービスを期待すると、現地での愛想のない対応や対応の遅さにストレスを感じてしまいます。

こうした文化の違いに適応できず、「自分は移住に向いていないのでは」と後悔し始める人もいます。実際、ベトナムで暮らし始めたものの現地に「あわない」ために数日~数週間で帰国してしまった日本人もいます。
異文化への順応には時間と努力が必要で、それを見誤ると強いストレスから移住を後悔する結果になりがちです。
- ベトナム人は日本ほど厳密に時間を守らない(遅刻や予定の変更が頻繁)。
- 接客態度が悪く、日本のように丁寧さを求めると違和感を持ちやすい。
- 道路や公園で突然大音量で音楽を流したりカラオケをする文化があり、騒音が苦痛に感じることも。
第3位: 食べ物が合わない
食事が口に合わないことも、移住者が早い段階で直面する後悔ポイントです。
ベトナム料理は日本人の口に合うものも多い一方で、香草(パクチー)や強いスパイス、魚醤の風味など独特の味付けに慣れず苦労する人もいます。ハノイに住んでいる年配の男性の中には日本食以外食べない、という人すらいます。

最初は珍しさで楽しめても、毎日の食事となると早々に飽きてきます。
特にハノイの庶民食堂は、味付けが濃い料理が多いので胃もたれしたり、油っこい食事で体調を崩すこともあります。
また、地方都市や田舎に行くと日本のように手軽に和食や新鮮な刺身を食べられないことや、日本の調味料・食品が手に入りにくく日本食が恋しくなることも後悔の一因です。
食生活は生活の基盤だけに、現地の食に馴染めないと移住そのものを後悔する大きな要因となります。
- 香草(パクチー)や魚醤(ヌクマム)、独特のスパイスに慣れない。
- “ヘルシー”と言われる反面、油や砂糖が多めの料理も多く、胃もたれしやすい人も。
- 日本食や日本製品は割高、地方ではそもそも手に入らない場合がある。
第4位: 仕事・収入面での苦労
移住後の仕事探しや収入面の問題も、多くの人が後悔するポイントです。
現地で就職・起業しても思うように続かず、貯金を切り崩す生活になってしまうケースもあります。実際、「ベトナムでの生活が思ったより高くついたり、計画通りに収入を得られないと、後悔の念が湧いてくることがあります。ベトナムは物価が安いと言われますが、近年は都市部を中心に物価や人件費が上昇しており、日本人向けサービスは割高です。
そのため予算より支出が増えたり、期待したほど貯金できずに経済的な不安から「来なければよかった」と感じる人もいます。
特に現地採用で働いた場合の給与の低さは大きなギャップです。
駐在員など日本本社からの赴任者は高待遇でも、現地採用では日本の水準より大幅に給与が下がるケースが多く、ボーナスや福利厚生も限定的です。

日本語センターの日本語教師などは初任給は1000ドルぐらいが相場で、家賃が500ドルぐらいです

加えて、労働環境の違い(例えばベトナムの祝日・休日の少なさ)に驚く人もいます。ベトナムは土曜日も出勤で日本より祝日が少なく、有給休暇の文化も異なるため、働きづめになりがちで不満を抱くことがあります。
また、就労ビザの取得ハードルが高く求人も限られるため、仕事探し自体に苦労して「こんなはずじゃなかった」と感じる場合もあります。特に若い世代でスキルや語学力が足りない場合、現地で希望する職に就けず収入が安定しないことで移住を後悔する傾向が見られます。
- 現地採用では給与が低い上に福利厚生も日本ほど手厚くない。
- 駐在員や海外赴任枠とは給与・待遇に大きな差がある。
- 近年の物価上昇で“思ったほど安く暮らせない”ケースも増えている。
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第5位: 生活環境・インフラの問題(交通事情・衛生・気候など)

日本とのあまりの環境の違いに戸惑い、これも大きな後悔の理由となっています。
まずベトナムといえば、あのバイクの洪水、交通事情の悪さです。これは本当にベトナム人でも苦痛に感じるデメリットの一つです。
都市部ではバイクや車が縦横無尽に走り回り、交通ルールも徹底されておらず、逆走や歩道の走行すら日常茶飯事です。信号無視やクラクションの騒音も多く、初めて見る人は「バイクの大群」に圧倒され、道路を渡るのにも苦労します。

私も最初、道路を向こうに横切るのに本当に苦労しました。
慢性的な渋滞や交通事故のリスクにさらされることで、安全面への不安からストレスを感じ、「日本の整然とした交通が恋しい」と後悔する声もあります。
また、夜間に大音量で流れるカラオケやクラクションなど騒音問題に悩まされるケースもあります。

さらにインフラや衛生面の不安も後悔の原因になります。地域によっては停電が頻発したり、水道・インターネットのインフラが不安定なことがあり、日本のような安定した生活基盤がないことに不便さを痛感します。

海底ケーブルの切断によって、ネット回線が急に悪くなることが以前はよくありました。でも最近は少なくなりました。
また、街中の衛生環境に驚く人も多いです。綺麗好きの多い日本人が、街の汚さに不快感を覚えるのは移住後によくあることで、ゴミのポイ捨てや下水の臭い、ゴキブリやハエの多さにカルチャーショックを受けます。
さらに、ハノイ・ホーチミンなど大都市では近年大気汚染も深刻で、PM2.5やバイクの排気ガスによる空気の悪さに健康不安を感じる人もいます。また、ハノイなど北部の気候は高温多湿(5、6月は40度)、冬は寒く、ハノイに移住する日本人の9割以上が体調を崩します。

僕も最初の頃はなんだかんだで、ずっと体調が悪かったです。
こうした生活環境の違いに適応できないと「日本の快適さが恋しい」と後悔する原因となります。
- バイクが非常に多く、信号無視・逆走・クラクション乱用など交通マナーに不安。
- 停電・断水・ネット不調が予告なく起きる場合があり、ライフラインが安定しない。
- 大気汚染や高温多湿による体調不良、害虫被害なども頻発。
第6位: 人間関係・孤独感(現地の人・日本人コミュニティ)
言葉や文化の壁とも関連しますが、現地で人間関係を築く難しさも移住者の後悔理由に挙げられます。
ベトナム人の友人を作るにも言語や文化の違いがハードルとなり、深い交流を持つまでに時間がかかります。移住当初は仕事や生活の立ち上げに追われる中、休日になると一緒に気軽に出かける友人もおらず、「休みの日が意外にヒマ」だと感じて孤独に陥ることがあります。

言葉がうまく通じないために地元のイベントや趣味の集まりにも参加しづらく、外出自体がおっくうになって家に引きこもりがちになる人もいます。日本にいる家族や旧友とはSNSで近況を知ることはできても、直接会えない寂しさは大きく、「自分だけ取り残されている」と感じてしまうこともあります。
また、現地の日本人コミュニティとの関係にも一長一短があります。ホーチミンやハノイなどには日本人会や交流会がありますが、コミュニティが狭いために人間関係の距離が近く、場合によっては噂話や派閥に悩むこともあります。

ベトナム在住の日本人(特におじさん)はクセの強い人が多いです…
逆に地方都市では日本人自体が少ないため相談できる相手が見つからず心細さを感じることもあります。
特に駐在員に帯同した配偶者など、自分自身は仕事を持たないケースでは、現地での役割や居場所を見い出せず孤独感を深めてしまう傾向があります。
さらに、日本に残した家族への思いも後悔に繋がります。「身内が病気になってもすぐ傍についてあげられない」現実に直面し、離れて暮らすことを後悔するケースもあります。高齢の親の介護や急病、冠婚葬祭など緊急の呼び出しにすぐ対応できないもどかしさから、遠距離で暮らすことの重みを痛感する人もいます。

私もベトナムに来てすぐ、母がガンになったと知らせを受け愕然としました。
人との繋がりが希薄に感じられる状況は、ベトナムでの生活満足度を大きく下げ、移住の決断を悔やむ大きな理由となっています。
- 言語の壁や文化の違いで地元の人と深く仲良くなるには時間がかかる。
- 日本人コミュニティが狭く、派閥や噂話に疲弊するケースがある。
- 長期滞在で家族・旧友と離れて暮らす孤独感が募りやすい。
第7位: 医療・健康面の不安

医療環境や自身の健康への不安も、移住者が後悔を感じる重要なポイントです。
ベトナムでは日本のように国民皆保険制度が整っておらず、基本的に医療費は実費です。そのため、「医療費が高くて気軽に病院に行けない」という状況に直面して驚く人がいます。
会社が労働者向けの保険を出してくれるところもありますが、保険適用のローカルの病院は医療サービスの質が低く、お勧めしません。
例えば軽い風邪や腹痛程度でも、日本なら保険適用で安く診療を受けられますが、ベトナムでは高い診察料や薬代がかかるため受診を躊躇し、かえって症状を悪化させてしまうこともあります。日常的に医療費の心配をしながら生活しなければならない現実に直面し、「こんなはずじゃなかった」と後悔する人もいます。

日本を出国して3ヶ月以内なら、クレジットカード付帯の海外旅行医療保険が使えます。
また、医療水準や衛生環境の違いからくる不安も大きいです。日本と比べて設備や衛生管理が十分でない病院もあり、言葉の壁も相まって「ちゃんとした治療が受けられるのか」と心細く感じます。

私は虫歯に悩まされ、日系の歯科で実費で治療したため、12万円ぐらいかかりました(涙)
「病気になったとき日本にいれば…」と感じたり、深刻な場合は一時帰国や帰国を決断せざるを得ない人もいます。
特にシニア世代の移住者にとって医療面の不安は大きく、高度な治療や緊急時の対応を考えると、日本の医療体制が恋しくなるという意見もあります。持病の薬が現地で手に入らず困ったり、日本語の通じる医師が少ないことで不安を感じるなど、医療事情への不満が後悔につながっています。

私のアパートに日本人のシニア夫婦が移住してこられましたが、体の調子がずっと悪く、結局いつの間にか帰っていかれました。
- 日本のように国民皆保険制度がないため、医療費が高額になりやすい。
- 病院の設備や衛生状態、言語サポートへの懸念がある。
- デング熱、食中毒、空気汚染による呼吸器トラブルなど、罹患リスクが日本より高い。
第8位: ビザ・法制度上のハードル
長期滞在や永住を考えたときのビザの問題も、知らずに移住すると後悔しかねないポイントです。実はベトナムにはタイやマレーシアのようなリタイアメントビザ(長期滞在ビザ)制度がありません。そのため、老後移住を希望しても「年金収入があれば滞在OK」といった仕組みがなく、結局は定期的にビザ更新や出国入国、いわゆる「ビザラン」を繰り返す必要があります。

上記のシニアご夫婦も毎月のように隣国タイにビザランに出られて大変そうでした。
観光目的ならビザなしで最長45日(延長しても90日程度)しか滞在できず、それ以上住み続けるには就労・投資・留学など別の在留資格を得る以外に方法がないのが現状です。この事実を後から知り、「永住は難しい」と移住計画自体を後悔するシニア層もいます。
実際、専門家も「ベトナムは暮らすには魅力的だが移住・永住は難しい状況」と指摘しており、ビザ取得のハードルは移住の成否を分ける大きな要因です。
- リタイアメントビザ(長期滞在ビザ)制度がなく、就労・投資・留学等のビザが必要。
- 観光ビザは滞在日数が限られるため、何度も出入国を繰り返す必要がある。
- 制度改定が突然行われることもあり、常に最新情報を確認しないとトラブルに。
第9位: 官僚主義・手続き面の煩わしさ
また、社会制度や手続き面の煩わしさも無視できません。ベトナムは社会主義国で官僚主義的な側面があり、行政手続きやビジネス上の許認可に時間と労力を要します。
さらにベトナムでは現地のコネや人脈がないと物事がスムーズに運ばないことも多く、「コネがないと生活が難しい」という厳しい現実に直面する場合があります。
ベトナムの行政機関は手続きが複雑かつ書類の再提出が多かったり、場合によっては賄賂を求められるような雰囲気もあり、スムーズに物事が進まないケースが目立ちます。会社設立やライセンス取得などビジネス上の手続きに時間がかかりすぎて、当初の事業計画が大幅に遅れてしまう事態も珍しくありません。

本当に書類の提出は一筋縄ではいきませんよ…
特に起業家やビジネス目的で移住した人にとって、こうした法制度上の壁や予期せぬ規制変更は大きなストレスで、「日本でのビジネス環境の方が良かったのでは」と悔やむ声もあります。例えば、新規事業の許可を得るのに想像以上に時間がかかったり、税関や役所での手続きが複雑で翻弄されるケースをよく聞きます。
こうした“裏ルール”やノウハウがなければ、移住後すぐに嫌気がさしてしまうことになります。
- ベトナムの行政手続きは官僚主義的で時間・書類が多く、賄賂が暗黙の了解という場面も。
- コネや人脈がないとスムーズに進まないことが多い。
- 事業ライセンスや各種許認可の取得に時間がかかり、ビジネスが遅延しやすい。
第10位: 娯楽の少なさ・その他細かなストレス
その他の後悔要因としては、娯楽の少なさや生活の単調さも挙げられます。大都市なら比較的娯楽施設が整いつつありますが、地方都市では日本のように多彩な娯楽施設がなく、「退屈で暇を持て余す」という声もあります。日本なら気軽に行けた趣味の集まりやイベントが少なく、国際的なエンタメに慣れた人ほど物足りなさを感じがちです。
また、田舎では野良犬が多く犬に襲われる不安や、喫煙マナーの違い(ポイ捨てや歩きタバコが日常的)による不快感など、細かな点でのストレスも積み重なります。これら一つひとつは小さくても、日本では考えられないような小さなストレスが積み重なり、それが「やっぱり日本のほうが良い」と思う引き金になることも。

私は移住したての頃は、同僚が朝から大声でべちゃくちゃ喋っているのがうるさくてストレスでした。
休日に楽しめる場所が少なく、どうしても単調な生活に陥りがちな点は、長期的に見て移住を後悔させる要因となりやすいようです。
- 地方都市や郊外ではレジャー施設や文化的イベントが少ない。
- ポイ捨て、歩きタバコ、野良犬など、日本ではあまり遭遇しないトラブルが日常的。
- 小さなイライラが積み重なり、「やっぱり日本の生活の方が快適だった…」と後悔しやすい。
思っていたのとは違うというギャップが後悔を生む
以上が、ベトナムに移住した日本人が後悔しがちな理由のランキングTOP10です。
もちろん感じ方は人それぞれですが、特に上位の項目は多くの移住者が共通して直面する壁と言えます。
それぞれ具体的なエピソードからも分かるように、事前に現地事情を十分理解し、自分の許容範囲を見極めておくことが大切です。
どの層においても、「思っていたのと違う」というギャップが後悔を生みます。
例えば
- 仕事で移住した人は収入やキャリアの停滞
- リタイア世代は医療やビザ、安全面
- 若い起業家は行政手続きや人脈作り
といったように立場ごとに特に悔やみやすい点があります。

それぞれの後悔ポイントをあらかじめ知っておくことで、対策や覚悟を持って移住に臨むことができ、後悔のないベトナム生活に近づけるでしょう。
- 若い世代・現地就職組: 給与水準や職場環境の違い、語学力不足に直面しやすい。
- 駐在員やその帯同家族: 配偶者の孤独感、子どもの教育や医療面の不安が強い。
- リタイア世代: 長期滞在・医療・ビザ問題が重くのしかかりがち。
ベトナム移住で後悔しないための心構え
ベトナム移住は、日本と環境や文化が大きく異なるため、事前の準備や心構えがとても重要です。後悔せず、快適な生活を送るために、以下の7つのポイントを押さえておきましょう。
- 「日本と違う」ことを前提に受け入れる
- 言語の壁は避けられないと心得る
- 生活環境の違いに適応するための準備をする
- 仕事・収入の現実を理解し、慎重に計画を立てる
- 孤独を避けるための人間関係を築く
- 長期滞在のビザ・制度の変化に備える
- 事前にしっかりリサーチし、心に余裕を持つ
1. ベトナムは「日本と違う」ことを前提に受け入れる
ベトナムの文化・生活習慣・インフラ・価値観は日本とは大きく異なります。「日本の常識が通じるはず」と期待するとストレスが増えるため、「違いを楽しむ」「適応する」姿勢を持ちましょう。
- 時間にルーズな文化 → 「時間通りに進まなくて当たり前」と割り切る
- 接客サービスの違い → 日本式のサービスを期待しすぎない
2. 言語の壁は避けられないと心得る
ベトナム語は難しく、英語も万能ではありません。移住後すぐに流暢に話せることはないため、基本的なフレーズを覚えたり、翻訳アプリやメモを活用する工夫が必要です。
- 最低限のベトナム語(挨拶・数字・簡単な買い物)を覚えておく
- 翻訳アプリ・指さし会話帳を活用する
- 日本語対応の病院・店舗のリストを用意する
3. 生活環境の違いに適応するための準備をする
- 交通マナー(バイクの多さ・クラクション文化)を理解し、慎重に行動する
- エリア選びは慎重に!住みやすい地域(外国人が多いエリアなど)をリサーチ
- 虫・衛生・停電対策(殺虫剤、浄水器、ポータブル電源の準備)
- 日本の食材・医薬品は必要なものを持参しておく
4. 仕事・収入の現実を理解し、慎重に計画を立てる
- 現地採用の給与は日本より低め。家計をシミュレーションしておく
- 起業・ビジネス展開は、ベトナムの官僚主義や市場環境を事前に調査
- 医療費は高額になりがちなので、海外保険に加入しておく
- 日本で収入があるうちに海外旅行保険付きのクレジットカードを作っておく
5. 孤独を避けるための人間関係を築く
移住後に孤独を感じないために、日本人コミュニティや現地の交流イベントに積極的に参加しましょう。
- 日本人向けの交流会・オンラインコミュニティに参加
- 趣味のグループ(スポーツ、料理教室、語学交換など)を活用
- 地元の人との交流を楽しむ姿勢を持つ
6. 長期滞在のビザ・制度の変化に備える
- ビザの最新情報を定期的にチェックする
- 長期滞在なら就労ビザ・投資ビザ・学生ビザなどの選択肢を検討
- 急な制度変更に備え、柔軟に対応できるよう準備する
7. 事前にしっかりリサーチし、心に余裕を持つ
- 現地の情報(物価、医療、住居、治安)を事前に調べる
- 「何かあっても大丈夫」と思える心の余裕を持つ
- 適応するまで時間がかかることを前提に、焦らず慣れるつもりで
ベトナム移住は「日本と同じ生活を求める」と後悔しやすいですが、「違いを楽しみながら柔軟に適応する」ことで、より快適に暮らせます。事前準備をしっかり行い、トラブルに冷静に対応できるよう心構えを持っておくことで、ストレスを減らし、ベトナムでの生活をより充実させることができるでしょう
まとめ
ベトナム移住は、日本とは大きく異なる環境の中での生活となるため、十分な準備と柔軟な心構えが必要です。実際に移住した日本人の中には、「思っていた生活と違う」「ベトナムは合わない」と後悔するケースも少なくありません。
ベトナム移住で後悔しないためには、
- 日本と同じ快適さを求めない
- 違いを楽しむ心構えを持つ
- 事前にしっかりリサーチする
ことが重要です。
結局のところ、ベトナム移住が成功するかどうかは、「日本と違う環境を楽しめるかどうか」にかかっています。慣れるまで時間がかかることを理解し、トラブルにも柔軟に対応する姿勢があれば、ベトナムでの生活を充実させることができるでしょう。

僕はベトナムに移住して本当に良かったなと思っています!
ベトナム語に関する質問、ご感想があればお寄せ下さい!